アスランハピバ!
アスランさん!


お誕生日おめでとう!!




更新停滞中にございますが、何もしないなんてアスランさんがあまりにもかわいそう…っ

ということで、久しぶりに落書きごりごりしてみました。

アスランさんは、赤服着てる時が一番色っぽいかと思うのですが!!



絵を描くというコト自体が、もう1ヶ月くらいしてなかったので、感覚忘れてる…っ

やっぱりこういうものは、日頃から描いてないとダメなんだってことがよく分かりました(笑)



そしてあんな描きかけ微妙な落書きだけというのもアレすぎるので
久しぶりにSS書いてみました…!


やっぱSSもね!
何ヶ月ぶりだよ!ってくらい書いてなかったので、感覚が…!!(苦笑)

いつも以上のずたぼろ具合ですが、少しでも楽しんでいただけましたらば光栄にございます。






「………っ…はぁ……はぁ…」
「キラ……」
「ちょ…ちょっと待って……も、…」
「まだ3…」
「もう3回…!」



「君、ちょっとは手加減してよー…受け身が辛いの分かるでしょ?」
「受けたことないからわからない」
「じゃあ想像しろ!」

そんなに言うなら攻めてやろうか。
この関係を少しでも長く問題なく続けて行くために、一度は体験した方がいいんだ、この辛さは。
きっと女性の出産くらい痛いんだから。(これは想像だけど)

そう心底思えども、今は指先を動かすだけでも一苦労なほど体が重くて、じっとりと据わった目で睨みつけながらオーラで訴えた。

「キラが可愛すぎて止まらなかったんだもん」
「“だもん”とか可愛く言って誤魔化そうとしてるのはこの口なの!?」

「似合わないんだよ!!」と、秀麗な顔の片頬を力の限り掴むと、ぐいぃとひっぱる。

「……おれがいうのもなんだが、もんひゃいはそこじゃないだろ」

数秒されるがままになりながら呆れたように呟く言葉に、キラはより力を込めた。

「いいの!なんか可愛くてムカついた」
「お前の方が可愛いよ…」

イタズラなキラの手をするりと奪い取ったアスランは、細い指先に唇を這わせながらも、視線を目の前にいる紫の瞳に合わせた。

「今日は何月何日?」
「じゅうがつ、にじゅう、…きゅう」
「何の日?」


「……………ハロウィンイヴイヴ。」


かなりの間が開いた後、明後日の方に視線を向けながら口を尖らせてぽつりと言うその仕草に、可愛いとは思えども苦笑する。

「往生際が悪いやつだな」
「粘り強いと言ってよ」
「ただの足掻きだ」
「うるさい。で、アスランの誕生日が何」
「キラは幼なじみで大好きな恋人である俺の誕生日に何もくれなかったよな?」
「違うよ…!何を贈ろうか迷ってたら当日になっちゃったの!」
「当日になにもくれなかったことに変わりはない。」

それを言われると、キラには何も言い返すことが出来ない。

「だから俺は一番欲しいものをもらったの、つまりお前ね」

ぷにっと頬に人差し指で指されながらも、キラはぶっすりと渋面をつくる。先に続く言葉をなんとなく予感で感じてしまったから。

しかし、その先を聞きたくはないと思っていても、どうせはなんだかんだと文句をつけて聞かされるのだ。
所詮早いか遅いかの差。
嫌そうに顔を渋めながらも、「………だから?」と先を促した。

「もっかい」
「むり」
「俺も無理。なんかまたムラムラが激しくなってきたから」
「なっ!なに言ってんのばかっ…!」
「事実だ。証拠見たいの?」
「ばかーーーー!!」

ごそごそと体の位置を移動し、どこかを見せようとするアスランに、頬を染めながらも瞬時に布団を鷲づかみ、藍色の頭に被せるとそのままシーツに沈める。
重力と相まってかなりの力に押し付けられ、ぎしりとベットが嫌な音を立てた。
このまま数分置いておけば、確実に呼吸困難であの川をわたることになるだろう。確実に。

「僕はもう身体が悲鳴上げてるの!これ以上は無理なの!」

顔を振りいやいやしているキラの、一種魔の手から抜け出したアスランは、そのままキラを押し倒した。
必死に抵抗しながらも、華奢な身体では軍人上がりのアスランに叶う筈もない。

キラの息を呑む音と軽快なアラーム音が鳴ったのはほぼ同時だった。
それは深夜0時をつけるアラーム。
しめたとばかりに、キラは押し倒されたまま翡翠の瞳を見上げた。

「もう30日になった。」
「逃げられると思ってる?」
「逃げる」

意思の強い紫の瞳。
そのあまりの輝きに目が奪われる。
しかしアスランは、ゆっくりと瞬きをすると、挑発的に口許を緩め、長めの髪に隠れる耳にそっと甘い息を送り込んだ。

「逃がさない…」
「っぁ…ん……」

耳元に届くのは、水音とアスランの吐息だけ。

「や…っ………」
「キラ…、…ね?しよ…?」

寡黙な筈のこの恋人は、どこでこんな誘い文句を覚えてきたのだろう。
仮にも自分だって男なわけで、もとから好きなアスランの甘い低音で耳元に囁かれれば今まで頑なに拒んでいた身体が弛緩し、理性は一瞬にして脆くも崩れ落ちてしまった。

「今日だけ…なんだから……」

アスランのしなやかな首に手を回し、口付けを強要る。
照れ隠しとしか思えないキラの言動の裏腹に、深く口付けながら微笑んだ。

「ありがと。大好きだよ…キラ」
「……しらない」

ふいと顔を背けて。
でも、そっと小さく小さく。
本当に耳を凝らさなければ聞こえない程度の声で


「誕生日おめでと…。…………だいすき、アスラン」


呟いたのが、聞こえた。





ハッピーバースデーアスラン!

大好きだよ!!


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